アントニー・マルシアル【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは26日に行われたプレミアリーグ第7節でサンダーランドに3-0と快勝を収めた。
この試合でゴールこそなかったものの、攻撃の中心として地位を確立しつつある新加入のアントニー・マルシアルが好パフォーマンスで完勝を演出した。
プレミアリーグ初参戦の若手がこれほどまで早くチームに馴染み、すでに中心選手の風格を漂わせていることは、ルイス・ファン・ハール監督にとっても驚きだったようだ。クラブ公式サイトで「アントニーはゴールスコアラーとしてだけでなく、攻撃の起点として機能し、ゴールを演出できる。移籍してくる前に想像していたよりも重要な存在になっているね」と、その活躍を喜んでいる。
ファン・ハール監督はストライカーに得点源としてだけでなく、攻撃のスイッチ役やアシスト役としての仕事も期待している。マルシアルはすでにその要求を満たしており、「今日はよくやった。彼のパフォーマンスを嬉しく思う。だがもっと向上できるし、他の選手たちも良くなれる」と述べ、ライバルたちにも奮起を促している。
すでに移籍以降4ゴールを挙げているマルシアルに言及したファン・ハール監督だが、その一方で「私は個人のパフォーマンスにあまり話したくない」と、指導者としての立場からメディアに苦言を呈した。
マルシアルに対して非常に高い評価を下していることは判明した。そのうえでファン・ハール監督は今後どのような攻撃の組み立てを検討しているのか、サンダーランド戦で初ゴールを挙げたウェイン・ルーニーやメンフィス・デパイらとの絡みにも注目が集まる。
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