指揮官は楽観視を崩さず
ダルムシュタット戦までには中3日ある。時間を考えれば「いい準備ができると思うので、引き分けをしっかりと活かしたい」のだという。ドローに終わったことは残念だが、結果を真摯に受け止めた上で、ダルムシュタット戦で勝利をもぎ取る。香川はそう考えている。
トゥヘルは、ダルムシュタット戦に「焦らずリラックスして集中して」臨もうと考えている。どこかマテニアの楽観主義と似たようなものなのかもしれない。
違うのは、マテニアのそれがダメで元々といったようなものであるのに対して、トゥヘルのそれはあくまで勝利に繋げる最善の方法、といったところだろうか。多くのチャンスを作り出したことで、引き分けで終えたホッフェンハイム戦をトゥヘルはポジティブに捉えている。
「それは日曜日のジグナル・イドゥナ・パルクに続く。そして我々はあらゆる勝利のチャンスを得るだろう」
1度のドローで、トゥヘルの楽観主義が崩れることはない。
26日付の『ビルト』紙は、ダルムシュタット戦のBVBの先発予想を次のとおりとする。
【GK】ビュルキ、【DF】ギンター、ソクラティス、フンメルス、シュメルツァー、【MF】バイグル、ギュンドアン、香川、ロイス、ムヒタリヤン、【FW】オーバメヤン。
香川は前節に続いて先発予想である。またギュンドアンとムヒタリヤンが再び先発に戻ると見込まれている。
ドルトムントは昇格チームの勢いを退けることができるか。アウトサイダーの楽観主義ほど、怖いものはないのかもしれない。
【了】