悲願の昇格へ。試される2ヶ月間
次の試合で彼らの気力が正に試されようとしている。彼らはリーグ首位の大宮アルディージャとの対戦に向けて、埼玉へ遠征する予定だ。その大宮アルディージャも、2位より13ポイント多い勝点を持ち、自動昇格の位置に一番近いのにも関わらず、前4試合の状況はこちらもプレーオフ出場を目指して努力を続ける東京ヴェルディに対して、試合終了間際で上げた1点で勝利した水曜日の試合まで勝ちに恵まれず、難局をくぐり抜けてきた。
もちろん、プレーオフの機運と気力はしばしばまだ見ぬ力に打ち勝つことができる。残された試合から勝ち点を挙げていくと同時に、もし絶対的な勝利を望むのであれば、千葉はそれを堂々とやってのける必要があることをパウリーニョは認識している。
「やっぱり結果も内容も大事ですね。良いゲームをして、勝つことによってまた自信が得られる。これから9試合あります。チームが一つになって戦う事があると思います。どれだけ皆で一つになって戦えるがプレーオフに行けるか行けないかを分けると思います」
そしてJ1へ復帰するために必要な要素をチームが備えていると彼が信じているのかどうかについて尋ねた時、キャプテンは断固とした態度を示した。
「もちろんです。経験のある監督がいてチームの選手も素晴らしい。昇格するために必要なものは全てあると思います」
もちろん、それは過去5年間も同じ状況だった。これまでのチームが成し得なかったところにおいて、今年のチームが成功する要素を備えているのかどうかは、これから2か月に渡って明らかにされていくだろう。
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