スイス当局が25日、国際サッカー連盟（FIFA）の会長を務めるゼップ・ブラッター会長に対して刑事訴訟を起こしたようだ。25日、英紙『テレグラフ』を含む複数のメディアが報じている。

　ブラッター会長は欧州サッカー連盟（UEFA）のミシェル・プラティニ会長に不適切な支払いをした疑いで事情聴取が行われ、事件に関するデータを押収された模様だ。また、破格のテレビ放映権売却に関与した疑いもかけられている。

　今年5月にはFIFA幹部のうち7人が逮捕されるなど、内部で贈収賄や資金洗浄などが横行していたことが露わになったが、さらに逮捕者が出る可能性もありそうだ。FIFAの中心人物であるブラッター会長が有罪となれば、サッカー界に与える影響は想像以上に大きいものになるかもしれない。

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