広州恒大の一員として日本勢を苦しめてきたチャン・リンペン【写真:Getty Images】
AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝でガンバ大阪と対戦する広州恒大の中国代表DFチャン・リンペンに欧州各国のビッグクラブから熱視線が注がれているようだ。
伊『カルチョメルカート.com』は23日、中国のテレビ局『中国中央電視台』の報道として、インテルとレアル・マドリーがチャンに関心を示していると伝えた。
現在26歳のチャンはスター揃いの広州でも一際目立つ存在で、両腕にはびっしりとタトゥーが刻まれている。プレーもその風貌から想像した通りの激しさを持ち味にしており、これまでACLで対戦した日本のチームも度々苦しめられてきた。中国代表としても40キャップ以上を記録している。
今夏にはチェルシーも獲得に乗り出したという報道があったものの、実現には至らず。これまで名前の挙がったいずれのクラブも中国市場に向けたマーケティングの要素の強い補強と見られているが、中国代表選手の欧州トップリーグ進出は近年珍しくなっているため大きく報じられた。
前出の『中国中央電視台』によれば労働許可証をすぐに取得できないイングランド行きを断念した同選手はすでにマドリー移籍で合意に至っており、来年1月にスペインへ渡るとしている。
チャンの市場価格は100万ユーロ(約1億3000万円)ほどと見込まれ、マドリーやインテルに所属する選手と比べても決して高い評価とは言えない。それだけに欧州で通用するのかは未知数だが、実現すれば話題を呼びそうだ。
【了】