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セリエA 9年前

トップ下としての意義を問われる本田。指揮官の采配に見える「守備貢献」の限界

セリエA第5節が現地時間の22日に行われ、日本代表FW本田圭佑が所属するミランはアウェイでウディネーゼと対戦し3-2と辛勝した。本田はインパクトのないプレーに終始し、64分にアンドレア・ポーリと交代させられている。守備面での貢献が評価されている本田だが、トップ下という役割の限界が見えた一戦となった。

text by Keiske Horie photo by Getty Images

無念の途中交代となった本田

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トップ下としての存在意義を問われている本田圭佑【写真:Getty Images】

 シニシャ・ミハイロビッチ監督に呼ばれた本田圭佑は無念の表情を浮かべながらベンチへと戻っていった。試合開始早々、マリオ・バロテッリの芸術的なFKによって先制し、前半だけで3ゴールを決めたミラン。しかし、後半から試合展開が一変し、ウディネーゼにあと一歩のところまで追い詰められた。

 ウディネーゼはちょっとした“クライシス(危機)”に陥っているチームだ。開幕戦でホームのユベントスに史上初の黒星をつけるという快挙を達成したものの、その後は混乱の3連敗。とりわけ前節のエンポリ戦は先制したものの試合終了間際に逆転ゴールを許すチーム状況を象徴したゲームだった。

 そんなウディネーゼ相手にドローを通り越して逆転負けの危機に瀕していた試合展開に、ミハイロビッチ監督は“決断”せざるを得なかったのだ。現地メディアの批判に晒され続けてきた本田を常に庇ってきた同指揮官だが、勝点3のために交代とシステム変更を余儀なくされた。

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