大怪我を負ったラフィーニャ・アルカンタラ【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)ローマ戦で相手MFラジャ・ナインゴランからタックルを受け、右膝前十字靭帯を損傷したバルセロナMFラフィーニャ・アルカンタラ。不運にも大怪我を負ってしまった同選手だが、もしかしたらアルカンタラ家の宿命だったのかもしれない。20日付けの『マルカ』が報じた。
同紙によると、ラフィーニャの兄であるバイエルン・ミュンヘン所属のMFチアゴ・アルカンタラも2014年4月に右膝の靭帯を損傷し手術。その後、怪我が再発し約4ヶ月グラウンドから離れており、同年のブラジルW杯を欠場している。
さらにはチアゴ、ラフィーニャの父である元ブラジル代表マジーニョ氏も1999/2000シーズンに膝軟骨損傷で1シーズンを棒に振っている。さらにこの膝の怪我の後遺症に苦しみ、2度とトップレベルに戻ることはなかった。
膝の怪我を親子で経験しているアルカンタラ家だが、兄チアゴは弟へ「楽な人生などなく、夢を持って立ち向かっていかなければならない」と自身の『インスタグラム』を通じてエールを送っている。
「困難という壁がこんなに高いものだとは誰も教えてくれなかったが、これからもお前と一緒に超えていきたい。お前が生きていたのは、ただの幻だったんだ。しかし、これからお前に待っているのは、今まで想像もできなかったくらい偉大なものだ。頑張れ!」
度重なる負傷に悩まされているアルカンタラ家。ラフィーニャは、その宿命を克服することはできるのだろうか。
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