ショートカウンターとポゼッション。対照的なスタイル
19日付の『ビルト』紙は、レバークーゼン戦のBVBの先発予想を次のとおりとした。
【GK】ビュルキ、【DF】ギンター、ソクラティス、フンメルス、シュメルツァー、【MF】バイグル、ギュンドアン、香川、ロイス、ムヒタリヤン、【FW】オーバメヤン。
香川真司は先発の可能性が高いと言えるだろう。クラスノダール戦では、レバークーゼンとの試合に向けてベンチスタートだったという。同様に再び先発が予想されるバイグルとともに、クオリティの高い中盤を形成するはずだ。
今季レバークーゼンからドルトムントにやって来たゴンサロ・カストロは、『キッカー』誌のインタビューの中で、両チームのサッカーの違いについて次のように述べている。
「レバークーゼンで僕たちは、わずかなボールタッチと、直接セカンドボールに行って、4-4-2で速く前に向かってプレーした。今ドルトムントではボールポゼッションにより価値が置かれているね」
ハノーファー戦の後では、ドルトムントについて酒井宏樹が「セカンドボールに対して3人、常にカバーリングしています」と指摘した。レバークーゼンはショートカウンターのために、ドルトムントはポゼッションのために、セカンドボールを重視するところがある。
開幕からおよそ1ヶ月が経ち、ドルトムントのボールポゼッションという性格が明らかになるにつれて、対戦相手はカウンターで後方のスペースを突くという戦略を取り始めた。レバークーゼンはよりアグレッシブに、「速く前に向かってプレー」して来るだろう。
6月3日の就任会見で監督トゥヘルは、バイエルン、ボルフスブルク、ボルシアMG、そしてレバークーゼンに対して「我々はチャレンジャーだ」と口にしている。
公式戦10連勝中のドルトムントの強さは本物なのだろうか。対照的なスタイルのレバークーゼンとの「タフな試合」は、その試金石となりそうだ。
【了】