2ゴールでミランを勝利に導いたバッカ【写真:Getty Images】
【ミラン 3-2 パレルモ セリエA 第4節】
セリエA第4節が現地時間の19日に行われ、日本代表FW本田圭佑が所属するミランはパレルモと対戦した。
前節、インテルとのミラノダービーに敗れたミラン。一部メディアからは戦犯と批判された本田は、この日もトップ下で先発出場を果たす。
両チームのスターティングメンバーは以下。
【ミラン:4-3-1-2】
GK:D・ロペス
DF:アバーテ、サパタ、ロマニョーリ、デ・シリオ
MF:ボナベントゥーラ、モントリーボ、クツカ
MF:本田
FW:バッカ、L・アドリアーノ
【パレルモ:4-3-1-2】
GK:ソレンティーノ
DF:ストゥルーナ、ゴンザレス、エル・カウタリ、ラザール
MF:チョチェフ、ヤヤロ、ヒリーマルク
MF:バスケス
FW:クアイソン、ジュルジェビッチ
開始早々の4分、L・アドリアーノが裏に抜けだすとクロスを放つ。これをストゥルーナがクリアするとあわやオウンゴールに。GKソッレンティーノが弾いて事なきを得た。
すると14分、本田がチャンスを演出する。右サイドでボールを受けると縦に切り込んで柔らかいクロス。これはわずかにバッカに合わずGKにキャッチされる。
しかし17分、ミランがアクシデントに見舞われる。試合開始直後より太ももを負傷していたアバーテが交代を強いられ、18歳のカラブリアが右サイドバックに入る。すると直後、カラブリアからのスローインから本田がエリア内に持ち込んでシュートを放つ。しかし、これはゴール上に外れてしまう。
それでも、続く21分にミランが先制に成功する。カラブリアのクロスをボナベントゥーラが受けると、ヒールパスで裏に走ったバッカへパス。これを技ありゴールで流し込んだ。
さらに30分には、ボナベントゥーラが強烈なミドルシュートを放つ。しかし、この試合もリードは長く続かない。直後にカラブリアのパスミスからCKを献上するとクアイソンのキックをヒリーマルクがヘディングで押し込んだ。
38分、再び本田がチャンスを演出する。GKソレンティーノのパスをカットすると、すぐさまバッカにパス。これをラボーナでシュートを放つも、なんとかGKが防いだ。
すると40分、ボナベントゥーラがミランに追加点をもたらす。自身が獲得したゴール前でのFKを見事なキックで沈め、2-1とする。さらには、このゴールに抗議したパレルモのイアキーニ監督が退席処分となってしまう。
後半もチャンスを作るミランは70分にL・アドリアーノに替えてバロテッリを投入する。すると直後の72分、再びパレルモに同点に追いつかれる。途中出場のジラルディーノのアシストから抜けだしたヒリーマルクがこの日2点目のゴールを決めた。
しかし、落ち込んでいたミランを救ったのは、またしてもバッカだった。クツカのクロスに反応するとヘディングで巧妙にコースを替え、勝ち越しに成功する。このまま3-2で試合は終了。ミランが貴重な勝点3を獲得した。
【得点者】
21分 1-0 バッカ(ミラン)
32分 1-1 ヒリーマルク(パレルモ)
40分 2-1 ボナベントゥーラ(ミラン)
72分 2-2 ヒリーマルク(パレルモ)
75分 3-2 バッカ(ミラン)
【了】