香川の復活を宣言するには時期尚早
日本代表はW杯アジア2次予選のカンボジア戦とアフガニスタン戦に勝利したが、それだけで現在の力を読むのは非常に難しい。
もちろんシンガポール相手の0-0でショックを受けた後、サムライブルーはゴールがどこにあるかを思い出し、簡単に6ポイントを拾ったが、対戦したのはアジアの中でも最も弱い2ヶ国で(FIFAランキングによる価値を参照すれば、彼らは180位と130位だった)、勝って当然と言える。
どんな予選にも大勝はつきものだが(最近はないが、以前タジキスタンやヨルダンには8-0や6-0というスコアで勝利した)、日本は定期的に経験する一度きりのファイナルで勢いを失って失速し、大きな期待を背負って立ち向かってくる優れた相手に対処できない。
香川真司が日本代表の試合で最後に2ゴールを挙げたのは、アフガニスタンへの旅行よりも前、2011年に大阪でタジキスタンと対戦した時だった。
岡崎慎司は同じことをテヘランで成し遂げ、4年前には長居スタジアムでもやってのけた。一方で当時から多くのことが変わった。それ以上に変わらない部分も多いが…。
香川の覇権が復活したと宣言するには時期尚早だということは留意せねばならない。彼はここ数年間包まれていた霧を振り払い始めており、ボルシア・ドルトムントのキープレイヤーとしての地位を再び確立しつつある。今の彼は幸せで自信に満ちており、楽しそうに見える。