アジアとつながるべき理由
――中国のクラブの金満ぶりや、中国経済自体の勢いは話題になりますが、中国人選手は考えたことありますか?
「なくはないですね。ただ、中国の経済がどうなってくか考えなきゃいけないし、中国とビジネスすることが今はあまりピンときていない。
ベトナムでもどこでも本当に難しい人が多くてビジネスは簡単じゃない。でも絶対やった方がいいと思う。北海道はインバウンドの人たちをどれくらい増やすかということが経済にとっても大事なところがある。
たとえば中国からは黙っていてもたくさん観光客が来るし、これから何年後かにはベトナムやインドネシアからもっと人が来ればと考えると、次は北海道の観光としてどこを狙っているかというところもひっくるめて考えた方がいい。それにサッカーがしっかりリンクするようにね」
【了】
野々村芳和(ののむらよしかづ)
1972年生まれ。現株式会社北海道フットボールクラブ(コンサドーレ札幌の運営会社)代表取締役社長。慶應義塾大学卒業後の1995年にジェフユナイテッド市原でプロデビュー、2000年にコンサドーレ札幌へ移籍。TV番組「Jリーグラボ」などでの歯に衣着せぬ発言はサッカーファンの間でも話題。
※編集部より:コンサドーレ札幌の野々村芳和社長のインタビュー原稿を不定期連載でお届けしています。野々村社長に聞きたいこと、質問などありましたらフットボールチャンネルのTwitterやFacebookなどでお気軽にお問い合わせください。次回取材時の参考にさせて頂きます。