【イングランド】CL惨敗のプレミア勢。唯一の勝利は不振のチェルシー
CL唯一の勝利を挙げたチェルシー【写真:Getty Images】
現地時間15日、欧州各地で今季のチャンピオンズリーグ(CL)が開幕した。
昨季2年ぶりとなるベスト16全滅という屈辱を味わったプレミアリーグ勢はその汚名を返上すべく大会に臨んだが、その野望は3つのリーグ王者にとって脆くも崩れ落ちた。
マンチェスター・シティはイタリア王者ユベントスに、マンチェスター・ユナイテッドはオランダ王者PSVにそれぞれ逆転負け。5戦11得点無失点の全勝と今季最高のスタートを切ったシティに対し、ユベントスはクラブ史上最悪となる1分2敗のシーズンイン。それでも、シティは昨季のCLファイナリストにホームで力負けを喫した。
2つのマンチェスターのクラブの敗戦により期待がかかっていたアーセナルは、クロアチア王者ディナモ・ザグレブと敵地で対戦。オリヴィエ・ジルーの退場こそあったが、その時点で2失点を許しており、“順当”ともいえる結果に。
唯一の白星を挙げたのが、リーグ戦で1勝1分2敗と絶不調のチェルシーだ。“格下”ともいえるイスラエル王者マッカビ・テル・アビブとの一戦だったが、4-0の完封勝利は今後のリーグ戦においても追い風となる結果となりそうだ。
まだグループステージを1試合終えただけではあるが、このまま今季も結果を出せなければ、UEFAカントリーランキングでセリエAに抜かれてCL出場枠が「3」に減らせれてしまう恐れもあるため、プレミア勢にとっては何とも先行きの暗いスタートとなってしまった。
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