圧巻のゴールを決めたローマのアレッサンドロ・フロレンツィ【写真:Getty Images】
バルセロナのルイス・エンリケ監督はチャンピオンズリーグ(CL)ローマ戦後の記者会見に応じた。スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。
古巣対決となった元ローマの指揮官は、「引きこもった相手のゴールを割るのは簡単ではない。勝ち点3という目標は達成出来なかったが、バルサは勝つに値するプレーをした」とチームの出来にポジティブな評価を示した。
ローマのイタリア代表DFアレッサンドロ・フロレンツィがセンター左寄りから決めた45mのロングシュートに関してはGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの責任ではなく、「前進させて守らせている自分の責任。しかしもう2度と同じ失点はしない」とし、「あれはチャンスとは言えない。相手を祝福しないといけないゴールだ」と素直に相手の素晴らしさを認めた。
一方のフロレンツィも、UEFAのインタビューに対して「ボールが飛んでいた時間は4、5
秒だったと思う。だけど、4分か5分にも感じたよ。ボールは永遠に宙に浮いているんじゃないかと思ったよ。正直、どうやった喜んでいいのか分からなかったんだ。だから、とっさに顔を隠してしまったんだ」と、自らのゴールに驚きを隠せないようだ。
「一生忘れられないゴールになったよ。あのような美しいゴールが決められたのは、クレイジーさとちょっとした勇気があったからさ」
フロレンツィの見事なゴールもあり、ローマはホームで1-1のドローに持ち込んだ。次節、バルセロナはホームでレバークーゼンと、ローマはアウェイでバテ・ボリソフと対戦する。
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