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本田圭佑 9年前

本田、一転して高まる先発の可能性。“ヌルい”ミラノダービーの存在意義とは

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

前節失点に絡んだ長友はベンチスタート濃厚

本田、一転して高まる先発の可能性。“ヌルい”ミラノダービーの存在意義とは
インテルのDF長友佑都はベンチスタートが濃厚【写真:Getty Images】

 インテル、ミラン双方が久々に強大補強を行い、早速迎える今シーズン第3節のダービーは、内容の上でも“かつてのように”レベルの高いものが要求されることになる。

 そしてその中で、長友佑都と本田圭佑がそれぞれ存在感を発揮できるか。スタメン出場は両者ともに不透明ではあるが、この舞台の中に食い込めるかどうかが今シーズンの行方を左右することになるだろう。

 まずインテルの長友についてだが、こちらはベンチスタートがほぼ濃厚となっている。

 前節のカルピ戦では、試合中に警告を受けたダビデ・サントンに代わって右SBとして出場した。移籍が噂されながら同じく残留することになったダニーロ・ダンブロージオや、この夏に補強されたマルティン・モントーヤを差し置いての出場だったから、少し序列は上がったと見ることもできるのかもしれない。

 しかしながら、後半35分に投入されるや直後に失点に絡んでしまった。1-0のリードを守ることを最低限の義務とするべき試合で、対面のサイドハーフにやすやすと前に入られたのはいただけなかった。

 左はCBのポジションを押し出されたファン・ジェズスに、ガラタサライから移籍したアレックス・テレスと左利きで占められてしまっている。長友に再アピールのチャンスが来るとすれば、サイドのスピードが必要とされる場面での途中出場になる可能性が高い。そこで手堅くチームの結果につながるプレーをできるかどうかが求められる。

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