「チーム内に共通認識がある」
――昨季のカウンターはシンプルにいくだけだった。ただ、今日の前半はフンメルスが奪って、オバメヤン渡して、と工夫が伺えた。あぁいった形の方が怖さもあるので、得点にも近い?
「そうですね。練習している訳ではないですけど、やはり奪ったら、しっかりと自分のポジションに入り込んでいく。それをしっかりみんなが出来ているので、凄くバランスがいいのかなという感じはします。そこでの距離感も良いですし、3トップ気味だからこそ、前線にはカウンターだったら枚数が足りていますね。僕らは前線についていくだけなので、そういう意味では2列目3列目から抜け出す時はチャンスになっているなと思います」
――「ついていくだけ」ということだが、昨季はなかなかできなかった。「ついていける」ということは、なぜなのか
「なんでか分からないですが、リズムであったり、距離感であったり、そういったところの役割をみんなが把握できている気がします。自分の役割をできているので、どこでボールを受けたらどこに味方が来るというのを把握できているといった感じはありますね。共通意識があるんじゃないかなと」
――酒井宏樹が「ギンターへのパスはチームとして何度も研究していたのに、やられてしまった」と言っていた
「あぁいったプレーは中央を固める相手にはチャンスになると思っていたので、前半から空いていると言われていました。自信になりますね」
――研究されている分、次は今日のパターン以外にどうするか
「今この2試合が相手から点を取れているからこそ、相手も研究してきます。次節はレバークーゼンです。ヨーロッパリーグ(EL)もありますので、しっかりプランを練って練習していきたいなと。同サイドを崩せるようなコンビネーション、意識を持ってやっていかなければと思います」
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