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香川真司 9年前

「勝つことだけ意識」香川、代表から見事な切り替え。相手の研究に打ち勝つ確固たる自信

ドイツ・ブンデスリーガ第4節が12日に各地で行われ、首位に立つドルトムントはアウェイでハノーファーと対戦した。日本代表からドルトムントに戻った香川真司は決勝ゴールを演出し、チームの逆転勝利に貢献している。

text by 編集部 photo by Getty Images

「中央固めも想定内」

香川、代表の活躍から見事な切り替え。守備固めにも「想定内」確固たる自信へ
決勝ゴールを演出した香川真司【写真:Getty Images】

――ひとまず勝利おめでとうございます

「そうですね、本当に。キヨ(清武弘嗣)が前半に上手く先制点を導いて、彼らにとってはプラン通りの展開でした。嫌な雰囲気はありましたけど、昨季のようにはなりたくなかったですから、しっかりと慌てずにプレーできていたと思います。攻撃し続けたことで得点が生まれましたね。厳しい代表明けの試合で勝てたことが一番良かったと思います」

――「昨季のようにはなりたくない」とあったが、試合中はチームにも焦りはなかった?

「焦りはありませんでした。ただ、ハノーファーのセンターラインは凄いフィジカルが強く球際も激しかったので、そう簡単に前半はゴールは生まれないのかなという気配はありました。その中でも流動的にパスが回ってチャンスにはなっていたので、決められたらいいなと思っていました。それでも、すぐにPKで点を取れたことは自信と勢いがつきましたね。時間帯が良かったのかなと思います」

――ハノーファーは中央を固めてきた。そこでドルトムントがサイドを上手く使えていたのは自分たちの判断だったのか。それともスカウティングがあったのか

「やはり中を固めてこられるのは、これからも続くと思います。そうなったときに、サイドであったり、ボールと逆サイドの選手の動き出しが大事です。なので、前半から逆サイドであったりを上手く突くことができていたので、やり続ければ相手も凄く嫌だと思いました。後半にはスペースが生まれてきたという意味でも焦りはなかったです。チームとしてもやるサッカーは明確だったので、本当に落ち着いてやれていたと思います」

――相手の守り方も想定内

「そうですね。3ボランチ気味にしてきてハメてきた感じはありましたから、ちょっと普段とは違うかなという感じはありました。ただ、両サイドバックが高い位置を取って、彼らを活かすという動きを意識してやっていました」

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