ユベントスはキエーボと対戦して辛うじてドローで終えた【写真:Getty Images】
【ユベントス 1-1 キエーボ セリエA第3節】
現地時間12日、セリエA第3節が行われ、ユベントスはホームでキエーボと対戦した。
クラブ史上初となる開幕2連敗という最悪のスタートを切ったユベントス。一方のキエーボはアウェイでのエンポリ戦を3-1で白星スタートを飾ると、続くホームでのラツィオ戦で4-0で勝利し、第2節時点では首位に立っていた。
5年連続のスクデットに向けてこれ以上負けられないユベントスだったが、先制したのは今季絶好調のキエーボ。試合開始直後の5分にヴァルテル・ビルサのクロスのこぼれ球から、フィンランド代表MFペルパリム・ヘテマイがミドルシュートを叩き込んだ。
ユベントスはインテルから獲得したエルナネス、パレルモから獲得したパウロ・ディバラを中心にキエーボゴールに迫るが、フィニッシュの精度を欠いて得点は奪えない。
後半には新10番のポール・ポグバを投入するも、逆にキエーボの勢いに押されてしまう。
57分にはロベルト・ペレイラ、ポグバ、ディバラが連続で襲い掛かるが、ユベントス・スタジアムのゴールマウスに嫌われてしまう。
その直後、セットプレーからスロベニア代表DFボスチャン・チェサルにネットを揺らされるも、これはファールの判定でノーゴールとなり、命拾い。
ユベントスは猛攻を仕掛けるも、ベテランGKビサッリの好セーブに阻まれてしまい、徐々に焦りを募らせる。
それでもユベントスは同点に追い付くことに成功する。新加入のフアン・クアドラードが右サイドを突破すると、PKを獲得。これをディバラが決めて1-1とする。
試合はこのまま終了。キエーボは好調な勢いそのままに昨季のイタリア王者から勝ち点1をもぎ取った。一方のユベントスはようやく今季最初の勝ち点を手にしたが、開幕2連敗の失速を挽回するほどの結果は得られなかった。
最悪の開幕スタートとなったユベントスは、15日にチャンピオンズリーグ(CL)マンチェスター・シティ戦を控えている。
【得点者】
5分 0-1 ヘテマイ(キエーボ)
83分 1-1 ディバラ(ユベントス)
【了】