ボルドーの選手たち【写真:Getty Images】
一般的にプロサッカーの試合に臨む選手たちはバスで会場へ向かうが、フランスで珍しい出来事があった。伊紙『コリエレ・デッロ・スポルト』など複数メディアが報じた。
代表ウィークを終え、11日にリーグ再開を迎えたフランス。この日はパリ・サンジェルマン(PSG)対ボルドーというビッグカードが組まれていた。
アウェイゲームに挑むボルドーの選手たちは試合当日の午後、飛行機でパリに到着したがスタジアムへ向かうためのバスが故障してしまった。そこで帯同していたクラブの会長がスタッフら総勢40人あまりの切符を買い、地下鉄で会場であるパルク・デ・フランスに入った。
突然のイレギュラーに選手たちの集中が削がれてしまうかと思いきや、ズラタン・イブラヒモビッチを欠いたPSGに対して2度のビハインドをものともせず、2-2のドローに持ち込んで王者の連勝を4でストップさせた。
ウィリー・サニョル監督率いるボルドーの選手たちは地下鉄でのスタジアム入りという珍事を乗り越えて、さらにチームとしての一体感を増したのかもしれない。
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