香川、トゥヘル体制での役割は「8番」
もっとも、フンメルスが1人でBVBのディフェンスを支えているわけではない。『シュポルトビルト』誌に対してロイスが言う。
「僕たちは適切で良いバランスを見つけた。チーム全体が攻撃して守備をする。誰もが良い仕事をする」
主将の貢献はもちろんのこと、ドルトムントそのものが、抜け目のない存在になりつつある。リーグ再開の初戦となる12日のハノーファー戦で、ドルトムントは「再生」する姿を確かなものとすることができるか。
10日付の『キッカー』誌による、ハノーファー戦のBVBの先発予想は次のとおり。
【GK】ビュルキ、【DF】ギンター、ソクラティス、フンメルス、シュメルツァー、【MF】バイグル、ギュンドアン、香川、ロイス(ヤヌザイ)、ムヒタリヤン、【FW】オーバメヤン。
10付の『キッカー』誌はロイスを先発と予想したが、11日の時点でトゥヘルは「彼はコンディションが十分ではないようだ」と表明した。ハノーファー戦には帯同しない予定だ。
そこで()で記された新戦力ヤヌザイの先発の可能性についてだが、トゥヘルは「強力なアタッキング・シチュエーションを創り出すことができる」と能力を認めながらも、「まだ素早い守備への切り替えに慣れる必要がある」といった課題を指摘している。ここは再びコンディションを整えつつあるラモスが先発となるかもしれない。
香川真司は先発の予想となっている。トゥヘル体制で香川は「8番」の色合いが強い。先発となれば、「守備」と「攻撃」の「適切で良いバランス」を見つけながら、ハノーファーでBVBの戦いに貢献するだろう。
【了】