武藤嘉紀(マインツ)
武藤嘉紀【写真:Getty Images】
初の海外挑戦の舞台として選んだドイツ・ブンデスリーガ。MF香川真司やFW岡崎慎司など、多くの日本人選手が活躍してきたその舞台で、武藤嘉紀もそれに続いて後を追う。
開幕戦のインゴルシュタット戦ではベンチスタートとなったものの、第2節のボルシアMG戦では先発出場を果たす。そして、8月29日に行われたハノーファー戦では今までにない輝きを見せていた。
前半開始して15分に、DF裏に抜け出した武藤が味方のスルーパスを受け取ってシュートを放ちゴールを決めた。さらに29分にもコーナーキックから味方が中央に折り返したボールを武藤が押し込んで2点目を決めている。チーム3点目となる得点は武藤の積極的なプレスから生じた相手のミスからで、いずれも貪欲にゴールへ向かう姿勢から生まれた得点だった。
日本代表ではヴァイッド・ハリルホジッチ監督体制下でいまだ無得点。カンボジア戦、アフガニスタン戦でもゴールを奪うことはできなかった。しかし、ドイツで輝きを放ち続けることができれば、サムライブルーでのゴールも遠くはないだろう。
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