セルヒオ・ラモス(左)とジェラール・ピケ(右)【写真:Getty Images】
バルセロナ、レアル・マドリーのプレーヤー間での不仲が再燃しかねない事態が発生している。スペイン紙『マルカ』が9日付けで報じた。
レアル・マドリーのDFセルヒオ・ラモスは「(バルセロナのジェラール)ピケの最近の行動は、彼を擁護出来るものではない。みんな間違うことはあるし、僕自身もそうだ。それぞれが自らの間違いの責任の取り方を学ばなければならない」と、同選手のカタルーニャ州独立に関する政治的発言に釘をさした。オビエドで開催されたスロバキア代表戦では観客からブーイングの的となり、その”愛国心”が論争を引き起こしている。
さらに同選手は「自分は勝利した後に、自分たちのこと以外の誰のことも思い出さないよ」と指摘。昨シーズンのバルセロナ優勝祝賀や今シーズン冒頭に行われたUEFAスーパーカップ優勝の際に、わざわざマドリーを名指しで挑発したピケの言動を疑問視している。しかし、当のS・ラモスもチャンピオンズリーグ優勝祝賀の際に、アトレティコ・マドリーを挑発する発言をしている。
一方で、S・ラモスは「ピケは素晴らしい技術のある偉大なセンターバックであり、代表には欠かせないプレーヤーだ」としている。しかしながら、以前スペイン代表内で同じようにバルセロナとマドリーのプレーヤー間で緊張状態に陥っており、再び同様の事態が繰り返されないか心配されている。
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