ドイツ・ブンデスリーガ1部のインゴルシュタットは9日、U-23チームにU-19日本代表MF渡邊凌磨が加入すると発表した。
同チームのステファン・ライトル監督はクラブ公式HPで「凌磨がうちを選んでくれて嬉しい。いくつものユースアカデミーが彼を狙っていたんだ。我々はここでうまくやれるように十分な時間を与えるし、サポートを惜しまない」と歓迎のコメントを寄せ、長期契約であることを明かした。
またライトル監督は「凌磨には素晴らしいテクニックがあり、ハードワークや高いインテリジェンスも備えている。このチームにとって本当に助けになる補強だ」と渡邊の実力を高く評価している。
ヘラルド・ゲルトナーSD(スポーツディレクター)も「彼は若く才能のある選手。ただ新しい異国で違った文化に入っていくことになる。凌磨にとって重要なのは落ちついて成長していくことだ。我々のチームに馴染むための時間も与えるよ」と、長い目で才能を伸ばしていく方針を示した。
インゴルシュタットU-23は4部にあたるレギオナルリーガ・バイエルンで1勝6分2敗と勝ち切れておらず、渡邊には即戦力としての活躍が期待される。
今夏はブレーメンU-23の練習試合に出場するなど、ドイツに渡って所属クラブを探していた渡邊は、昇格組のチームでトップチームデビューを目指して戦いを始める。
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