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日本代表 9年前

【現場記者の目】南アの再現を狙う本田、高さが武器の吉田。アフガン戦テーマはセットプレー

アフガニスタンとの一戦を行うイランに到着した日本代表。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、得点力向上のカギにセットプレーを挙げている。そして、その中心となるのが高さを武器に得点を狙う吉田麻也と直接FKでのゴールを狙う本田圭佑だ。

text by 元川悦子 photo by Getty Images

「もちろんゴールは狙っていきますよ」

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吉田麻也【写真:Getty Images】

 3日のカンボジア戦(埼玉)翌朝のトレーニングの後、同日夜に日本を発ち、15時間超の長旅を経て現地時間5日昼前にテヘラン入りした日本代表。8日の次戦・アフガニスタン戦の地は依然として残暑が厳しく、テヘラン初練習の行われた夕方でも、刺すような日差しが照りつけた。

 ただ、標高1200mの高地ということで、湿度は低く、「走ってると口がパサパサする」と吉田麻也(サウサンプトン)も予想以上の乾燥を感じたという。

 その難しい環境を克服することが、アフガニスタン戦勝利の絶対条件。2018年ロシアW杯アジア2次予選に入ってから思い描いたようなゲームができず、現時点ではE組3位に甘んじているだけにもはや失敗は許されない。次こそは大量得点を奪ってスッキリ勝ちたいところだ。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はその打開策として最近、リスタートからの得点の必要性を再三再四、繰り返している。それをいかにして取るかはアフガニスタン戦の重要テーマの1つだ。

「ミーティング自体、結構やりますけど、その中でセットプレーの時間はかなり割いている。今は新しい監督の中で、セットプレーとか細かいところは監督がトライしようとしていることを試してみる時期。トライしてみてそこから改善する必要があればディスカッションしていけばいい。

 真司がCKを蹴ったり、ショートコーナーも取り入れたりしてますけど、キッカーがかなりピンポイントで蹴らなきゃいけないんで難しいと思いますね」と吉田は指揮官の細かいディテールにこだわったアプローチを明かした。

 それを自分の脳裏に焼き付けつつ、「もちろんゴールは狙っていきますよ」とカンボジア戦のミドル弾に続く連続ゴールを目論んでいる。

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