ザンクトパウリのサポーター【写真:Getty Images】
中東や北アフリカから大量の難民がヨーロッパに流入している問題に、ドイツサッカー界で支援の動きが広がっている。
先週末のブンデスリーガの各試合でサポーターが「Refugees Welcome(難民を歓迎する)」と書かれた横断幕を掲げた他、王者バイエルン・ミュンヘンは語学習得のための授業や食糧支援などを含む1億円規模の難民支援計画の実施を発表した。
そして今度は2部のザンクトパウリが4日、来週8日に行われるドルトムントとの親善試合に難民1000人と彼らを助けるボランティアたちを招待すると発表した。
日本代表FW宮市亮も在籍するザンクトパウリはハンブルク近郊のシェルターに収容されている難民をスタジアムに招待して「難民歓迎」のモットーを強く打ち出していく。
この試合のチケットはすでに2万1000枚売れており、練習試合にもかかわらず約2万9000人収容の本拠地ミラントア・シュタディオンは多くのファンで埋め尽くされることが予想される。
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