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ベタ引きの相手を崩す難しさを「改めて感じた」長谷部。攻略には「しつこくやるしかない」

text by 編集部 photo by Getty Images

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長谷部誠【写真:Getty Images】

【日本 3-0 カンボジア 2018年ロシアW杯アジア2次予選】

 日本代表は3日、W杯アジア2次予選でカンボジア代表と対戦した。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が事あるごとに選手たちに要求したミドルシュート。長谷部誠も「しつこいくらい言われたんでそれは意識してはやった」と積極的に狙っていった。

 試合後の会見でハリルホジッチ監督は「ボランチの2人にももっと打って欲しかった」と話した。長谷部も意欲的に取り組んではいたが、指揮官にはまだ物足りなく映ったようだ。

 引いた相手に遠目からシュートを放つのは定石で、本田圭佑と吉田麻也がミドルでゴールを決めた。「打てば何かが起こる」という中で実際に結果は出た。またミドル以外の形でもゴールに迫ったが、「チャンスの数とゴールの比率を考えたらやっぱりまだまだ決定率は低い」と、長谷部に満足する様子はなかった。

 全員が自陣で懸命に守備をしてくる相手との対戦は今後も続く。早い時間に先制点を奪えば相手も前がかりになるかもしれないが、この日のカンボジアはそうではなかった。日本と戦うチームは90分間、耐え続ける。それが2次予選という舞台だともいえる。

「こういう相手はなかなか難しいというのを改めて今日も感じた」と長谷部。このようなアジア特有の試合展開には「しつこくやっていくしかない」と辛抱強くゴールを目指す考えを示した。

【了】

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