ヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
【日本 3-0 カンボジア 2018年ロシアW杯アジア2次予選】
代表メンバー発表会見の席で「攻撃面ではもっとシュートを打たなければならない。シンガポール戦のような展開になってくるので、25~30mのシュートが必要だ」と説いていたヴァイッド・ハリルホジッチ監督。
この試合では、指揮官の言葉通りFW本田圭佑による先制点とDF吉田麻也の2点目をミドルシュートで決めた。さらにはMF香川真司が3点目を決めて3-0と勝利を収めた。
前回のシンガポール戦では攻め続けながらも0-0に終わっただけに、この結果に指揮官は「勝ってくれた選手におめでとうと言いたい」と満足感を示し、「素晴らしい雰囲気を作ってくれた観客に感謝したい。選手にブラボー、観客にブラボー」と喜びの思いを語った。
それでも、試合全体を通してみると「恐らくもっと取れた」とハリルホジッチ監督も攻撃陣への不満を語るように、多くのチャンスを逃したことも事実。
今回はカンボジアという相手にホームという絶対的有利な状況での一戦だっただけに、この3-0という結果は手放しで喜べるものではない。
それだけに指揮官も「次はもう少し期待したい」とアウェイでの連戦が続く今後へ、よりチームの成熟を求めた。
【了】