「冷静でいられれば、必ず結果はついてくる」
【日本 1-0 カンボジア(前半終了) 2018年ロシアW杯アジア2次予選】
日本代表は3日、埼玉スタジアムで行われているロシアW杯アジア2次予選第2戦でカンボジアと対戦。
シンガポールとの初戦を0-0の引き分けに持ち込まれ、Jリーグの選手のみの構成で臨んだ東アジアカップでは3戦未勝利に終わったハリルジャパン。
厳しい視線が向けられる中での一戦に、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はGK西川周作、DF酒井宏樹、吉田麻也、森重真人、長友佑都、MF山口蛍、長谷部誠、香川真司、FW本田圭佑、武藤嘉紀、岡崎慎司の11人を先発メンバーに選んだ。
この選択について、現地で取材するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏は「一番強いメンバーを選んだ印象。今回は4-0、5-0で勝たなくてはならないので、リスクを取らなかった」と語った。
試合は立ち上がりからカンボジアが引いて守備を固め、日本が攻め込む。予想通りでもあり、シンガポール戦と同様の展開だけに、日本がいかに点を奪うかがカギといえる。
その課題をクリアするために必要なポイントについて、キャロル氏は「落ち着いたプレイをすること。冷静でいられれば、必ず結果はついてくる」とした。
それでも前半20分を過ぎた中でチャンスは作りながらも得点できない要因には「スピード」を挙げ、「高い位置でもっとスピードを上げないと得点は生まれにくい」と説明した。
その中で28分、本田がエリア外右から左足でミドルシュートを決めて先制。この本田のミドルシュートは、この試合で5本目。攻め込みながらも得点が生まれないという不安を払拭するゴールを決めた。
また、ハリルホジッチ監督も度々口にしていたミドルへの意識を高めた結果の得点でもある。
しかし、キャロル氏は「ミドルは打たなくてはいけないし、打てば何かが起こる」としながらも「でも28分かかった。この相手にはかかりすぎだと思う」とも指摘していた。
その後、得点は生まれず1-0で前半を終了。日本代表は、後半でさらに得点を重ねられるだろうか。
【了】