今季ボルシア・ドルトムントで好調を極める日本代表MF香川真司。しかし、夏の移籍市場で思わぬライバルが出現した。マンチェスター・ユナイテッドよりレンタル移籍で加入した20歳の至宝アドナン・ヤヌザイだ。

　ドイツ紙『ディ・ヴェルト』は2日、「香川をベンチへ追いやったドルトムントの新星」と題してヤヌザイを特集。同選手への期待の高さを表した。ヤヌザイは2014年にイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が選出する「期待の10代の若手選手60人」で1位に輝いている。

　ユナイテッド在籍時代には香川ともポジション争いを繰り広げ、「ヤヌザイが加入以降、香川はベンチが増えた」とされている。しかしながら、ルイス・ファン・ハール監督が就任以降、同選手はチームの主軸に据えられておらず、独善的な態度やダイブによるイエローカードの多さから信頼を低下させていた。

　しかしながら、一部ではドルトムントのトーマス・トゥヘル監督のもとでは香川とヤヌザイはポジションを争うことはないとの観方も強い。果たして、両選手の共存は実現するのか。指揮官の采配に注目が集まっている。

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