移籍失敗したケビン・グロスクロイツ【写真:Getty Images】
ダビド・デ・ヘア、ロベルト・ソリアーノ…そして、ケビン・グロスクロイツ。またしても手続き不備による移籍破談が起きてしまった。ボルシア・ドルトムントのMFグロスクロイツは今夏ガラタサライに加入することができなかったようだ。2日、公式サイトにて発表している。
ドルトムントは国際サッカー連盟(FIFA)がグロスクロイツの今夏のガラタサライ移籍を認めなかったことを発表した。同選手は両クラブが移籍に合意していたものの、ガラタサライがトルコサッカー連盟に書類を提出したのが現地時間31日の23時55分、そしてその書類がFIFAに提出されたのが1日0時00分48秒で、移籍期限からわずかに遅れてしまった。
その後、ガラタサライがグロスクロイツの加入を発表し、両者の操作に不備がなかったもののTMS(トランスファー・マッチング・システム)の不備によって書類がFIFAへ遅れて提出されたということで、FIFAに最終的な判断を委ねられていたとされていた。
しかし、最終的にFIFAはこれを認めず、グロスクロイツは今夏からガラタサライの選手として試合に出場することができなくなってしまった。それでもドルトムントは同選手は現時点でガラタサライの練習に合流し、2016年1月1日の移籍市場開幕を待つことを発表した。
デ・ヘア、ソリアーノも同様に書類の不備で移籍が破談したが、両選手はマンチェスター・ユナイテッドとナポリ残留を選んでいる。グロスクロイツの場合は、不運にも半年間の練習期間を強いられることとなってしまった。
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