複数得点も多くのチャンスを逃した
【日本 3-0 カンボジア 2018年ロシアW杯アジア2次予選】
ここ4試合勝利がない日本代表は3日、W杯アジア2次予選でカンボジア代表と対戦し、3-0で勝利した。
日本はGK西川周作を起用。最終ラインには長友佑都、吉田麻也、森重真人、酒井宏樹。ダブルボランチは山口蛍と長谷部誠が組み、トップ下には香川真司が入った。そして3トップは武藤嘉紀、本田圭佑、岡崎慎司。キャプテンは長谷部が務める。
シンガポールとの初戦は多くのチャンスを迎えながらスコアレスドローに終わり、国内組で臨んだ東アジアカップでも結果を出すことができなかった。何が起こるかわからないとはいえ、カンボジアとの力関係を考えれば勝利は必須だ。
雨が降る中でのゲームとなったこの日、カンボジアは戦前の予想通り、自陣に引いて守りを固めてきた。圧倒的に相手を押し込む日本は、フィニッシュまでは行くもゴールは決まらない。19分には岡崎がシュートを放つも枠を捉えられなかった。
その後も攻め続けて迎えた28分、ようやく日本にゴールが生まれる。相手のクリアを拾った山口のパスを本田が受ける。左足を振り抜くと、相手GKの手を弾きネットを揺らした。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が選手たちに求めていたミドルシュートから得点が生まれることとなった。
追加点のほしい日本は40分、香川のシュートをGKが弾き、そのこぼれを岡崎が狙ったが、これもGKに阻まれた。43分には武藤の速いクロスに完全フリーの香川が右足で合わせるもミートできなかった。
後半になってもペースを握る日本は50分、相手バイタルエリア付近まで上がってきた吉田がコースを狙ったミドルを決めてリードを広げた。
さらに61分、ここまで多くのチャンスを作っていた香川が混戦から決めて3-0とした。65分、日本は武藤に代えて宇佐美貴史を投入した。
日本は78分、岡崎に代えて興梠慎三、83分には本田に代えて原口元気をピッチに送り出した。その後も最後までゴールを目指した日本だが、相手GKの好セーブもありこれ以上は加点できず。そのまま試合は終了し、日本が3-0でカンボジアに勝利した。
【得点者】
28分 1-0 本田圭佑(日本)
50分 2-0 吉田麻也(日本)
61分 3-0 香川真司(日本)
【了】