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チェルシーと契約したヘクター、プロ6年で在籍したクラブ数は…

text by 編集部 photo by Getty Images

チェルシーと契約したヘクター、プロ6年で在籍したクラブ数は…
マイケル・ヘクターはチェルシーでプレーできるか【写真:Getty Images】

 移籍市場最終日の1日にチェルシーと5年契約を締結し、所属元のレディングへ1年間のレンタルへ出されたジャマイカ代表DFマイケル・ヘクター。現在23歳の若手CBはすでにプロ生活6年目を迎えている。

 昨季レディングでブレイクし、2部でリーグ戦41試合に出場。アーセナルと対戦したFAカップ準決勝でもプレーしていた。だが、チェルシーの目に留まるまでのキャリアが順風満帆だったわけではない。

 下部組織からレディングのトップチームに昇格したのが2010年で、すぐに7部相当のオックスフォードへと武者修行に出される。そこから短期間で所属先を変えつづけ、なんとプロ5年間で多くのクラブを渡り歩いている。

 短期レンタルで加入したオックスフォードに1ヶ月在籍した後、同年11月から翌年1月まで7部相当の別のリーグに属するホーシャムでプレーする。さらに2011年2月からシーズン終了までの4ヶ月間はアイルランド1部のダンドークFCに期限付き移籍し、1シーズンで3つの異なる環境を経験した。

 さらに翌シーズン以降はリーグ2(4部相当)のバーネット、リーグ1(3部相当)のシュールズベリー、再びリーグ2に戻ってアルダーショットとチェルテナムを経て、一昨季スコットランド1部のアバディーンに半年間在籍。

 そして満を持して一昨季の後半戦でレディングに復帰すると、そこから順調に出場を重ねて評価を一気に高めた。ここまで在籍したクラブの数は「9」。ユース時代にも1シーズンで3度下部リーグへのレンタルを経験しているため、それを合わせれば「12」ものクラブ在籍していたことになる。

 今季はレンタルという形でレディングに残るヘクターだが、将来チェルシーでプレーすれば記念すべきプロキャリア「10」クラブ目となるかもしれない。下部リーグから地道に実績を積み上げてついに掴んだチャンスを生かし、夢の舞台に立つ日は来るだろうか。

【了】

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