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日本代表 9年前

【現場記者の目】充実した時を過ごす香川。ドルトムントのイメージで代表のタクトを振るえるか

今季、ドルトムントで傑出した存在感を示している香川真司。ここ最近ではクラブでの不調を引きずるように代表でも低調なパフォーマンスに終始していたが、今回は充実した状態でW杯2次予選に臨む。

text by 元川悦子 photo by Getty Images

システムは4-2-3-1を踏襲へ

【現場記者の目】充実した時を過ごす香川。ドルトムントのイメージで代表のタクトを振るえるか
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は練習開始前、相手をいかに攻略するかを徹底確認した模様【写真:Getty Images】

 2018年ロシアW杯アジア2次予選第2戦となるカンボジア戦(3日=埼玉)が刻一刻と迫ってきた。31日から埼玉県内で事前合宿中の日本代表は1日、報道陣を締め出して非公開で1時間半の戦術確認を行った。

 この日遅れて合流した香川真司(ドルトムント)、長友佑都(インテル)、原口元気(ヘルタ)、右足内転筋負傷で離脱した槙野智章(浦和)に代わって追加招集された丸山祐市(FC東京)の4人も加わり、23人全員で臨戦態勢が整った印象だ。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は練習開始前、ボード上に直近の対戦相手であるカンボジアを5-3-1-1の基本布陣で図示。日本側を4-2-3-1の定番システムで描いて、引いて守る相手をいかに攻略するかを徹底確認した模様だ。

 日本のメンバーは最終ラインが右から酒井宏樹(ハノーファー)、森重真人(FC東京)、吉田麻也(サウサンプトン)、長友、ボランチ・長谷部誠(フランクフルト)、山口蛍(C大阪)、2列目右に本田圭佑(ミラン)、左に武藤嘉紀(マインツ)、トップ下に香川、1トップに岡崎慎司(レスター)。

 これが現時点での指揮官のファーストチョイスと見られる。本田がACミランで今季からトップ下に入り、武藤もマインツで1トップを担っていることから、彼らのポジションがどうなるかは1つの注目点だったが、ハリルホジッチ監督は6月のシンガポール戦(埼玉)の基本形をまずは踏襲するつもりのようだ。

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