システムは4-2-3-1を踏襲へ
2018年ロシアW杯アジア2次予選第2戦となるカンボジア戦(3日=埼玉)が刻一刻と迫ってきた。31日から埼玉県内で事前合宿中の日本代表は1日、報道陣を締め出して非公開で1時間半の戦術確認を行った。
この日遅れて合流した香川真司(ドルトムント)、長友佑都(インテル)、原口元気(ヘルタ)、右足内転筋負傷で離脱した槙野智章(浦和)に代わって追加招集された丸山祐市(FC東京)の4人も加わり、23人全員で臨戦態勢が整った印象だ。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は練習開始前、ボード上に直近の対戦相手であるカンボジアを5-3-1-1の基本布陣で図示。日本側を4-2-3-1の定番システムで描いて、引いて守る相手をいかに攻略するかを徹底確認した模様だ。
日本のメンバーは最終ラインが右から酒井宏樹(ハノーファー)、森重真人(FC東京)、吉田麻也(サウサンプトン)、長友、ボランチ・長谷部誠(フランクフルト)、山口蛍(C大阪)、2列目右に本田圭佑(ミラン)、左に武藤嘉紀(マインツ)、トップ下に香川、1トップに岡崎慎司(レスター)。
これが現時点での指揮官のファーストチョイスと見られる。本田がACミランで今季からトップ下に入り、武藤もマインツで1トップを担っていることから、彼らのポジションがどうなるかは1つの注目点だったが、ハリルホジッチ監督は6月のシンガポール戦(埼玉)の基本形をまずは踏襲するつもりのようだ。
【次ページ】ゲームメイクに比重を置く香川