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マンU積極補強で安定感はアップも…タイトル獲得はエースの活躍次第か【欧州ビッグクラブ補強診断】

text by 編集部 photo by Getty Images

補強・総合力診断

【欧州ビッグクラブ補強診断】マンU積極補強で安定感はアップも…タイトル獲得はエースの活躍次第か
マンチェスター・ユナイテッド 予想フォーメーション

補強診断 B

 就任直後だった一年前とは違い、今夏のルイス・ファン・ハール監督は自身の戦術に合わせて希望通りの選手を補強。層が薄かった中盤の底には、攻守の高い質をもつMFシュナイデルランと戦術眼に優れるMFシュバインシュタイガーを加え、安定した試合運びができる布陣を揃えた。

 全盛期を超えたベテランや一年で結果を残せなかった新加入選手を容赦なく放出し、FWデパイやマルシアル、DFダルミアンら将来有望な若手選手を積極的に獲得したことはチームの活性化に繋がるだろう。

総合力診断 B+

 昨季は移籍最終盤のパニックバイによって偏りのある戦力となってしまったが、今季は現実的な補強のおかげでバランスは向上。しかし、CBは人材不足なままで、移籍最終日に提出書類の遅れでレアル・マドリーへの移籍が破談に終わったGKデ・ヘアにかかる負担は大きくなる。また、攻撃面では個人打開できるFWデパイに依存するケースも見られ、今後はエースFWルーニーの活躍が上位進出の鍵となる。

 今季は優勝争いが期待されるユナイテッド。しかし、戦力だけ見れば、チェルシーやマンチェスター・シティには及ばない印象だ。プレミアリーグとチャンピオンズリーグの二足の草鞋を履きこなすのは難しいが、チームが成熟してくるシーズン後半戦は連勝街道をばく進する可能性も秘めている布陣になった。

【了】

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