補強・総合力診断
レアル・マドリー 予想フォーメーション
補強診断 C
ダニーロやコバチッチといった有力な選手を獲得でき、フィールドプレイヤーは十分に底上げはできたが、やはりポイントはGK。デ・ヘアとナバスのトレードという形でユナイテッドと合意したはずが、書類の提出が間に合わず。“印象値”という点で、やはり失敗と言わざるを得ないだろう。さらに、巻き込まれる形となったナバスのメンタル面にも不安が残る。
ベンゼマのバックアッパーを獲得しなかったのも懸念材料だ。ヘセも優秀な選手ながら、やはり一回りも二回りもスケールはダウン。もしベンゼマが負傷で長期離脱となれば、埋められない穴が生まれてしまうだろう。
総合力診断 A
当然、総合力ではCL制覇の力を持つ数少ないクラブの1つ。センターFWの陣容に不安が残るとはいえ、2列目は世界トップクラスの陣容。特に、2年目のハメス・ロドリゲスはさらなるスケールアップが期待でき、クリスティアーノ・ロナウドにも引けを取らない選手となる可能性も十分に高い。
また、今季のマドリーで最も注目されるのが“もう1人の新戦力”ラファエル・ベニテス監督だ。選手にもサポーターにも信頼されていたカルロ・アンチェロッティ監督の後任だけに、周囲の目も厳しいはず。これまで就任したクラブでカップ戦を勝ち取ってきた手腕を発揮してCL奪還に導かなければ1年での解任も現実味を帯びてくる。
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