素行問題が注目を集めるマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】
サッカー界きっての問題児であるマリオ・バロテッリが遂に更生したかもしれない。1日、イタリア『スカイ・スポーツ』がミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOのコメントを紹介している。
ガッリアーニ氏は今夏リバプールからミランに復帰したバロテッリについて「彼の態度は素晴らしいよ。劇的に変わったね」と語っている。
「バロテッリは最初にミラネッロ(練習場)に来て、最後に帰った。シニシャ・ミハイロビッチ監督は選手に8:30に朝食を取るように求めているが、彼はいつも8:00前にはいる」
練習場に最も早く来て、最も遅く帰る。これは同じくミランに所属する日本代表FW本田圭佑のお株を奪う真面目ぶりだ。本田が日本代表に招集されているためバロテッリが一番となっているのか、全選手で一番なのかは分かっていないが、とにかく驚くべきことであることには間違いない。
バロテッリといえば問題行動というイメージがついているほどに、同選手は数えきれない事件を巻き起こしてきた。マンチェスター・シティ時代には自宅で花火をして火事を起こすと、昨季はマンチェスター・ユナイテッド戦でDFクリス・スモーリングと口論になりサポーターに抑え込まれるという珍事に発展した。
今年で25歳となったバロテッリはそろそろ“大人”にならなければいけない年齢だ。果たして、ラストチャンスともいえるミラン移籍で改心した姿を証明できるのだろうか。
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