「海外でトップをやってる以上こっちでできないわけがない」
今の日本代表で、ゴール前で最も怖さを発揮できるのは所属クラブで活躍中の岡崎と武藤ではないか。岡崎はご存じの通り、新天地・レスターでウェスト・ハム相手に豪快な初ゴールをゲット。その後もバーディーとの2トップで安定感のあるパフォーマンスを維持している。
一方の武藤は岡崎の抜けた1トップに入り、29日のハノーファー戦では移籍後3試合目にして2ゴールを叩き出す大活躍を見せている。その武藤のマインツでのポジションは、完全なる1トップというよりは、マリとのタテ関係の2トップに近い状態だ。
FC東京時代も前田遼一や林容平らと2トップを組んでいて、前線2枚の動きに慣れている。今回は最強アタッカーの2人を前線に並べて、ブロックを敷いてくる相手守備陣をかく乱する方向に持っていくのが1つのアイディアではないか。
「本来はサイドですけど、今こうやってFWでプレーしているので、そこで結果を出すのが自分の仕事。海外でトップをやってる以上こっちでできないわけがないし、ここでできなかったら意味がない」と武藤本人も最前線でのプレーを前向きに捉えている。
マインツの先輩後輩の競演が実現すれば、彼自身にとってもプラス要素は少なくない。ぜひこの並びにトライしてほしい。