エルナネスはユベントス移籍【写真:Getty Images】
ユベントスは31日、インテル所属のブラジル代表MFエルナネスを完全移籍で獲得した。イタリア国内最大のライバル同士である両チーム間の移籍は大きな波紋を呼んでいる。
エルナネスは新天地で3年契約を締結し、インテルに対し移籍金1100万ユーロ(約15億円)とボーナス最大200万ユーロ(約2億7000万円)が3年間に分割されて支払われる。
ロベルト・マンチーニ監督は左右両足を遜色なく扱え、攻守のバランスを取れるブラジル代表MFを新チームのトップ下として起用しようというプランを検討していたが、他の選手に頼らざるをえなくなった。
先週末のカルピ戦ではマルセロ・ブロゾビッチが低調なプレーで期待を裏切ったが、移籍市場閉幕間際にローマからアデム・リャイッチを補強し、ステバン・ヨベティッチを起用することも可能だ。
一方のユベントスも史上初の開幕2連敗を喫するなど、夏の移籍市場でチームを去ったカルロス・テベスやアンドレア・ピルロの影を振り払うことができていない。中盤に負傷者が多く、構成力に疑問が投げかけられていただけにエルナネスは最高の強化となるだろう。
インテルとユベントスの今季最初の対戦は10月18日に予定されている。このゲームで両チームのサポーターがどんな反応を示すか注目が集まる。
【了】