バイエルン・ミュンヘンは30日、ユベントスに所属するU-21フランス代表のMFキングスレー・コマン(19)を買取オプション付きレンタルで獲得したことを発表した。移籍期間は2017年6月30日までの2年間。レンタル料は700万ユーロ(約9億5000万円)で、買取の金額は2100万ユーロ(約28億6000万円)となった。背番号は29番を着用する。
パリ・サンジェルマンの下部組織で育ったコマンは、2014年夏にフリーでユベントスに加入すると、18歳の若さでセリエA開幕戦に出場し同クラブの外国人最年少デビューを飾った。今季は開幕節のウディネーゼ戦で先発メンバーに名を連ねたが、さらなる飛躍を求めてジョゼップ・グアルディオラ監督率いるバイエルンへの移籍を決断した。
コマンはクラプを通じて「ミュンヘンでの生活やバイエルンでプレーすることが待ちきれない。自分のキャリアをステップアップさせたかったし、バイエルンで成功に満ちた2年間を過ごせることを願っているよ」とコメント。
一方、バイエルンのマティアス・ザマーSD(スポーツディレクター)は「キングスレー・コマンは欧州サッカーにおいて最も大きな才能を有する選手のひとりだ。彼と契約を結べたことにとても満足している。キングスレーは機敏で優れた技術をもつ攻撃的選手だ。クラブに多くをもたらしてくれることを願っている」と同選手の加入を喜んでいる。
今夏の移籍でMFドグラス・コスタやMFアルトゥーロ・ビダルらを獲得したバイエルンは、3連覇中のブンデスリーガで2戦2勝と好調なスタートを切っており、2012/13シーズン以来の6度目の優勝を目指すチャンピオンズリーグではグループステージでアーセナル、オリンピアコス、ディナモ・ザグレブと対戦する。
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