マンチーニ監督と言葉をかわす長友(左)【写真:Getty Images】
イタリア・セリエA第2節が30日に行われ、日本代表のDF長友佑都が所属するインテルはアウェイでカルピを2-1で退けた。
開幕戦でアタランタに勝利したインテルは、31分に新加入のFWステファン・ヨベティッチによる2試合連続ゴールで先制。しかし、81分に右サイドからの低いクロスから途中出場の長友がFWアントニオ・ディ・ガウディオに前へ入り込まれ同点を許してしまう。だが終了間際の88分にPKを得ると、これをヨベティッチが決めて再び勝ち越しに成功し、辛くもリーグ戦2連勝を飾っている。
クラブ専門サイト『FCインテルニュース』によれば、ロベルト・マンチーニ監督は試合後の会見で「このような形で試合を閉じられないのは好ましくない。サントンは警告を受けていたから交代させたが、長友は失点場面で注意が足りなかった」と去就問題に揺れるサイドバックを名指しで非難。開幕連勝でチームは首位タイに浮上したが、長友は指揮官からは苦しんだゲームの戦犯として扱われた。
開幕戦をベンチから見守った長友は、今夏の移籍市場でクラブの放出リストに挙げられており、ポルトガルの強豪ベンフィカや、日本代表のFW岡崎慎司が所属するレスターら複数クラブから関心を示されている。インテル残留を願う同選手は、今季のリーグ初戦で失点に絡む痛恨のミスを犯してしまった。
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