「結果的に自分の立ち位置が見えた」
自身の置かれた現在地について、岡崎も「今日は4-1-4-1だったが、守備的に戦う時には一枚こいつは外しといていいかなという(扱い)」と懸念している。だがその一方で、マインツ時代とは異なるセカンドストライカーとして自分の良さを見いだせれば、チームへ貢献ができるという確信もある。
「特に前半は、バーディーとかが後半に出したよさをあまり出せてなかった。スペースに出る前に入ってしまっているというか。そこで自分がいる意味があるのかな、という(感じ)。自分が境目に常に陣取って、セカンドボールだったり、守備だったりを頑張って。で、(ボールを)受けたりして」
そしてこう続けた。
「もしかしたら、周りは試合に出ていなかったり、出て何もできなかったりすれば通用していないと思うかもしれない。けど、通用するとかしないとかじゃなくて、ここまで欧州でやっていたら通用するのは当たり前。
通用していて、何をチームにもたらせるかということ。自分が安定して何が出せるかだと思う。続けることが今年のテーマ。1年でこの結果を出してというのではなくて、新しいリーグであと3年は必要。予期せぬことが起きて1年目で10点いけたらいいと思う」
先発からは外れたが、「結果的に自分の立ち位置が見えたので、また頑張ろうかなという感じ」と前向きに受け止めた。さらに自分がいないチームを外から見て、何をもたらせるかを再認識できた。岡崎にとっては、思いがけずに収穫のある試合となった。
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