香川真司が3得点を演出【写真:Getty Images】
【ドルトムント 3-1 ヘルタ・ベルリン ブンデスリーガ第3節】
ブンデスリーガ第3節が30日に行われ、ドルトムントはホームでヘルタ・ベルリンと対戦した。
ドルトムントの香川真司はいつも通りトップ下で先発出場。一方ヘルタ・ベルリンの原口元気は1トップでスタメンに名を連ねた。
序盤は両者慎重な立ち上がりの中15分、原口にビッグチャンスが訪れる。ロングボールに反応して飛び出し、GKと1対1を迎えたと思われたが、全力ダッシュで詰めてきたフンメルスに足を出されて足もとのボールをクリアされてしまう。
それでも徐々に攻める時間を長くしていくドルトムントは27分、ショートコーナーから香川が中へ切り込んで左足でクロスを上げると、ファーサイドでフンメルスが頭で合わせて先制に成功する。
その後もドルトムントがチャンスを多く作るが、ヘルタの守護神クラフトの好守にはばまれ追加点が生まれない。38分にはムヒタリアンが強烈なミドルシュートでゴールを強襲するが、クラフトに弾かれネットを揺らせなかった。
後半が始まってもヘルタ守備陣を慌てさせるドルトムント。51分、中央を持ち上がった香川が浮き球で右サイドへ展開すると、ロイスは1タッチでラストパス。最後はオーバメヤンが詰めて2-0とする。
残り20分になっても主導権を奪い返せないヘルタは、最後の交代枠を使ってファン・デン・ベルフに代えカルーを投入。まず1点を返すため前線に比重をかける。
カルー出場直後の72分、ヘルタGKクラフトのコントロールミスを見逃さなかったロイスがプレッシャーをかけ、こぼれ球を香川が拾って無人のゴールにシュートを放つが、これは枠の左に外れた。75分にはカウンターからロイスがゴール前でフリーのビッグチャンスを得るが、これも枠に入れられず。
するとヘルタは数少ないチャンスを生かして反撃。78分、細かいパスで左サイドを崩し、ダリダがシュートを放つ。これはGKビュルキにセーブされたが、こぼれ球をカルーが押し込み1点差とした。ドルトムントにとっては悔しい今季リーグ戦初失点だ。
だが今季のドルトムントはここで崩れない。最後まで攻めの姿勢を貫き後半アディショナルタイムにラモスがダメ押し。3-1でヘルタ破り、ボルシアMG戦、インゴルシュタット戦に続き複数得点でリーグ開幕3連勝を飾った。
次節は代表ウィークを挟んで来月12日のレバークーゼン戦。そこからはELも開幕し、シーズン最初の正念場を迎える。
【得点者】
27分 1-0 フンメルス(ドルトムント)
51分 2-0 オーバメヤン(ドルトムント)
78分 2-1 カルー(ヘルタ・ベルリン)
93分 3-1 A・ラモス(ドルトムント)
【了】