マンチェスター・ユナイテッドのFWエルナンデス【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは移籍市場最終日までにストライカーの入れ替えを行う可能性があるようだ。
ユナイテッドは今夏に大型補強を進めたものの、リーグ開幕3試合でわすか2ゴールしか挙げられていないため、得点源となれる新たなFWの獲得が取り沙汰されている。クラブを率いるルイ・ファン・ハール監督はストライカーの補強は考えていないことを公言する一方で、移籍市場閉鎖を目前にFW陣の入れ替えが行われる噂が浮上した。
英紙『ミラー』によれば、メキシコ代表のFWハビエル・エルナンデスがファン・ハール監督から戦力外通告を受けたため、今季チャンピオンズリーグ(CL)に出場するレバークーゼンへの移籍に近づいていると報じられている。
チチャリートの愛称で知られる27歳のストライカーは、昨季もオランダ人指揮官の構想から外れ、レアル・マドリーに期限付き移籍とうい形で放出された。クラブに復帰したエルナンデスは、先日行われたCLプレーオフのクラブ・ブルージュとの2ndレグでPKを外し、指揮官から戦力外の烙印を押されてしまった。
一方、英紙『テレグラフ』によると、ユナイテッドはブラジル代表のFWアレシャンドレ・パトと移籍について話し合いを進めており、退団濃厚のエルナンデスに代わるストライカーとして同選手の獲得を検討しているという。
2007年に高額移籍金でミランに加入したパトは、2008/09シーズンにセリエAで15得点を挙げ、リーグの年間最優秀若手選手賞を受賞。しかし、その後は度重なる怪我の影響で負傷離脱を強いられてしまう。2013年1月にはセレソン復帰を目指して母国のコリンチャンスに移籍し、コンディションが回復した昨季はローン先のサンパウロで30試合9ゴール5アシストを記録していた。
なお、25歳のパトは、トッテナムら複数クラブが関心を示すなかでユナイテッドを欧州復帰の新天地にしたいと願っている。エルナンデスを見限ったファン・ハール監督は新たなストライカーをチームに迎え入れるのだろうか。
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