チェルシーのモウリーニョ監督【写真:Getty Images】
チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督(52)が“Pの呪い“に苦しんでいる。
チェルシーは29日に行われたプレミアリーグ第4節でクリスタル・パレスに1-2で敗れた。この日はモウリーニョ監督にとってチェルシーでのリーグ戦ホーム100試合目の節目のゲームだったが、不調の波を断ち切れず、本拠地で今季2敗目を喫した。なお、リーグ戦においてスタンフォード・ブリッジで敗れたのはこれが2度目の出来事である。
モウリーニョ監督には不思議な巡り合わせによる敗戦の歴史がある。実はこの試合を含めた直近7試合の敗戦は全て「P」が頭文字の監督が率いるチームに敗れるという珍しい現象が起きているのだ。ちなみにモウリーニョ監督を破った指揮官の名前は、トニー・ピュリス監督(WBA、2試合)、グスタボ・ポジェ監督(元サンダーランド)、アラン・パーデュー監督(クリスタル・パレス、2試合)、マウリシオ・ポチェティーノ監督(トッテナム)、マヌエル・ペジェグリーニ監督(マンチェスター・シティ)である。
パーデュー監督率いるクリスタル・パレスに敗れた王者チェルシーは、今季のリーグ開幕4試合を1勝1分2敗の成績で終え、順位表では暫定13位と不振を極めている。特に鉄壁を売りにするチェルシーが4試合で失点9とクリーンシート0を記録するのは異常事態である。
“Pの呪い”にかけられたモウリーニョ監督は11月29日にポチェティーノ監督率いるトッテナムと対戦する。それまでにリーグ戦で黒星を喫してしまうのか、もしくはスパーズに敗れて騒動が続くのか。ポルトガル人指揮官の話題は尽きない。
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