「僕はフル出場、常に出たい」。無休にも充実感漂う香川
目には目を、スピードにはスピードを、ということだろうか。監督ダルダイは、敵地のドルトムント戦で、あくまで自分たちのストロングポイントを有効活用することを考えているようだ。
そして『キッカー』誌によれば、ダルダイは原口元気のワントップでの起用を考えている。ヘルタの指揮官は「ゲンキは1つのバリエーションだ」と述べて、対ドルトムント戦における特別な措置を念頭に置いているようだ。29日付の『ビルト』紙でも、原口はワントップでの先発予想となっている。
一方で『ビルト』紙は、ヘルタ・ベルリン戦のBVBの先発予想を次のとおりとした。
【GK】ビュルキ、【DF】ギンター、ソクラティス、フンメルス、シュメルツァー、【MF】バイグル、ギュンドアン、香川、ロイス、ムヒタリヤン、【FW】オーバメヤン。
7得点と爆発したオッド戦のメンバーが、そのまま並んでいる。香川が「攻撃もやっていて楽しい」と語る得点力が、ヘルタ・ベルリンを相手にも発揮されるか。
もし香川がヘルタ戦でも先発となれば、ボルシアMGとの開幕戦以来、5戦連続での先発となる。ELを含めて休みのない状況だが、「僕はフル出場、常に出たい」と考えている香川とすれば、臨むところだろう。そして4戦連続でのゴールへの期待は、ますます高まる。
プレシーズンから、ドルトムントは「何より勝つことが大事」というスタンスで1つ1つの試合を戦ってきた。積み重ねてきた勝利がまた、内容に対する手応えと自信をもたらしている。その流れを途絶えさせないために、また各国代表の活動に伴う短い中断期間に入ることを考えても、ヘルタ戦を勝利で終えたいところである。
無敗のまま8月を終われば、連覇の記憶は、ますます刺激されるだろう。
【了】