2戦連続でチーム最高評価を受けたヴェルメーレン
それでも前節は前から積極的にプレスを仕掛ける相手、今節は引いて守る相手に苦戦した事実は、守備組織をきっちりと保つことができれば今季のバルサを苦しめることができるという希望をライバルチームに与えることとなった。
もちろん、今後チーム全体のコンディションと連係が再び向上すれば、またゴールラッシュで勝利を手にすることは難しいことではない。それでも、バルサが今季もビッグタイトルを手にするためには、アルダ・トゥランとアレイクス・ビダルという新顔の力が欠かせない。
ただ、この決勝点を決めたヴェルメーレンは、昨シーズン負傷で最終節まで離脱していた苦労人。そのベルギー代表DFは、データサイト『Who Scored.com』のレーティングと同『Squawka.com』のパフォーマンス・スコアで前節と2戦続けてマン・オブ・ザ・マッチに選出。
特に今節は、レーティングで9点、パフォーマンス・スコアで125点と非常に高い評価を獲得した。
ジェラール・ピケの出場停止処分によって巡ってきたチャンスでしっかりと自らをアピールし、チームを2連勝に導いたヴェルメーレンは、バルサにとって“もう1人の新戦力”といえるだろう。
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