槙野智章【写真:Getty Images】
明治安田生命J1リーグ2ndステージ第9節が29日に行われ、浦和レッズは横浜F・マリノスに0-4で敗れた。
1stステージ・ベガルタ仙台戦以来の4失点となったが、この時は打ち合いの末にドローで終わっている。一方、今回は為す術なく敗れ去った。
横浜FMの武器であるセットプレーには、浦和も警戒していた。槙野智章は「なるべくゴール前付近でファウルをしないように選手間で話していた」と振り返ったが、1点目はそのゴール前からFKを沈められた。
「本当に相手を褒めるしかない」と槙野は称賛したが、この一発で横浜FMは勢いづき、浦和は追いかける展開を強いられることになった。
後半には2トップにシフトしてゴールを目指したが、相手に脅威を与えることはできない。事前に練習していない急造システムは、「ピッチ上で戸惑いを見せる選手もいた」(槙野)というようにむしろ混乱を生んだ。
「もう少しゲームを読みながら、後ろから声かけることが必要だった」と槙野は悔やんだが、この日の浦和は最後までチグハグな印象を残したまま90分を終えることとなった。
これで連勝は3でストップ。2ndステージは8位となり、年間首位からも陥落した。
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