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本田圭佑 9年前

“犠牲”となった本田は先発落ちか。考え変えた指揮官が発するメッセージ

現地時間29日に開催されるセリエA第2節、ミランはホームでエンポリと対戦する。現地各紙の報道によれば、前節は味方の退場で前半のみの出場となった本田圭佑は先発落ちする可能性があるという。

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

本田は先発落ちか

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先発落ちが報じたられた本田圭佑【写真:Getty Images】

「プレーすると思う。サムライかニンジャがやってきて彼を起こすとか、夜に何かが起こらないかぎりはな」

 29日、エンポリ戦の前日記者会見に応じたミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、日本人記者に侍と忍者の違いとはそもそもなんだと聞きながら、本田圭佑の出場を示唆するような発言をしていた。

 もっとも一夜明けの30日、地元紙は一斉に「ミハイロビッチはトップ下にスソの起用を決めた」と報じた。まさか本当に忍者が現れたのか――いや真面目な話、少なくとも監督の頭の中では何かが動いたということになる。

『コリエレ・デッラ・セーラ』は「前日にミハイロビッチは『たった一つの敗戦で考えを変えるわけではない』と語っていたが、フィオレンティーナ戦では中盤を批判していた。そこで最初に犠牲となったのが本田」と報じている。

 これまで「本田は構想外となる」と報じた地元紙の予想は外れていたことも多かったから“フタを開ければ違う”ことも起こりうる。しかし各紙ともに横並びの報道をしている以上は、前日練習(ちなみに非公開)の様子からそれなりに信頼性の高い情報がリークされたと考えるべきだろう。

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