DF谷口彰悟【写真:Getty Images】
川崎フロンターレは28日、明治安田生命J1リーグ2ndステージ第9節・鹿島アントラーズ戦に向けて前日練習を行った。
「(ボールを)取られたくないという思考になって慎重になってしまう」
川崎の守備の要であるDF谷口彰悟は、どうしても相手のカウンターを警戒してしまうという。
3試合未勝利でその間わずか1ゴールと、思うような結果を出せていない。チャンスは作るが、奪われて逆襲を受ける場面も多い。ディフェンダーとしては、守備のことばかり考えなければならなくなるが、谷口は「それが一番良くない流れ」と現状への危機感を口にした。
相手ゴールをこじ開けるための大胆な攻撃は、川崎の最大の武器だ。チームのスタイルを考えれば、守り勝つという選択肢はないだろう。最終ラインの谷口も「押し込むことが普通にできている時は負けていない」と自信を見せる。問題は、鹿島相手にそうした川崎らしいサッカーを見せられるかだ。
前回の対戦では3-2で勝利した。終盤は防戦一方となったが「苦しい相手というか、やりづらいなという感覚はそこまでなかった」と、自分たちのスタイルをぶつければ勝てるという自信を得ていた。
「守備も攻撃も形を持っているので大崩れしない」と鹿島に敬意を払いつつ、「そういう相手を攻め倒したい」と、谷口は強豪撃破に意欲を見せた。
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