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ザルツブルク南野が1G1Aの活躍もPK戦で敗退。PO突破の日本人所属クラブは香川のドルトのみ

text by 編集部 photo by Getty Images

南野が1ゴール1アシストの活躍で”輝き”を見せるも、ザルツブルクはPK戦の末にEL敗退
ゴールを決めた南野拓実【写真:Getty Images】

 オーストリアのレッドブル・ザルツブルクに所属するU-22日本代表FW南野拓実は現地時間28日、ヨーロッパリーグ(EL)プレーオフ2ndレグでディナモ・ミンスク戦で1ゴール1アシストを記録した。

 試合開始の11分に、コーナーキックから味方がゴール前で落としたボールに南野が反応しシュートを放つ。ボールはゴール右隅に突き刺さり南野のゴールでザルツブルクが先制に成功した。続く58分にもカウンターから南野がゴール前まで持ち運ぶと、最後はFWホナタン・ソリアーノが冷静にシュートを放ち、ザルツブルクが追加点を挙げる。

 このまま2-0で後半が終了したものの、1stレグを0-2で敗れていたため2戦合計2-2となり延長戦にもつれこむ。しかし、延長戦でもスコアは動くことなく勝負はPK戦へ。

 ザルツブルクは南野を入れた3人のキッカーがPKを外し、反対にディナモ・ミンスクは1人が外しただけとなったことで勝利を果たす。南野の活躍でザルツブルクは突破の可能性が見えたものの、残念ながらヨーロッパリーグ敗退に終わった。

 その他の日本人選手所属クラブも苦戦を強いられている。久保裕也のヤングボーイズはカラバフに、田中亜土夢とHJKヘルシンキはクラスノダールを前に敗退し、吉田麻也が所属するサウサンプトンはデンマークのミッティランに不覚を取っている。

 ELプレーオフを突破したのは香川真司が所属するドルトムントのみ。ここにグループリーグからの参加が決定している内田篤人のシャルケ、チャンピオンズリーグ(CL)プレーオフで敗れた田中順也のスポルティングCPと柿谷曜一朗のバーゼルが加わり、今季のELに日本人所属クラブは4つとなった。

 CLでは10年ぶりとなる日本人所属クラブ全滅という結果に終わってしまったが、ELでは彼らの躍進に期待したい。

【了】

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