日本代表落選となったGK川島永嗣【写真:Getty Images】
会見の冒頭、日本代表メンバー23人を発表するヴァイッド・ハリルホジッチ監督の口から招集外となったGK川島永嗣について語られた。
「彼は、初めてA代表を外れる。自らのクラブをいまだに探し出せていない」
今夏、スタンダール・リエージュを退団し、新たな所属クラブを探している川島だが、いまだどのクラブとも契約できず、現在は『無所属』といった状況。
指揮官は「ここ4、5年も日本代表で先発し続けた選手が所属クラブを見つけられないことは驚いている」としたが、これまで正GKとして君臨し続けた選手であっても無所属のまま選出することは困難だった。
さらに、ハリルホジッチ監督自身もこのオフの間「フランスでサポートした」と説明。それでも「どこからもポジティブな返答はなかった」と落胆の色を隠せなかった。
川島不在のGK3枠には西川周作(浦和レッズ)、東口順昭(ガンバ大阪)、六反勇治(ベガルタ仙台)が選出。
Jリーグ勢のみで構成されたリストについては「少し経験が足りないが、国内リーグでしっかりとプレーしている。東アジア杯でもかなりのものを見せてくれた。自信をもって戦ってほしい」と期待を寄せた。
そして、最後に川島に対しても「しばらく経てば必ず所属クラブは決まると思う。そして、また良いプレーを見せてほしい」と気遣いを見せた。
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